5/2改訂時点 とりあえずルールについて、大雑把に確認して気になる部分をピックアップ。 <--自動効果の細分化--> (自動)という効果がその適用区分ごとに(自動α)(自動β)(自動γ)の三種類に分けられた。 また、カードの効果などでも「自動効果」を付与する効果に記述が変更されたものが少なくない。 〜・公式ルールページ「ルールリファレンス」より抜粋 1.自動α  この自動効果を持つカードが場に出ている場合、常にその効果が適用される。  場に出た時点から直ちに適用され、場を離れた場合には直ちにその効果は無効になる。  また、「〜の場合」といった条件がある場合、  その条件が満たされた時点で直ちに効果が適用され、  条件を満たさなくなった時点で直ちに効果が適用されなくなる。  同じタイミングで複数の自動αが適用される場合、  先に場に出ていたカードの自動αの効果から解決する。  効果の解決途中で自動αが有効になる場合、その時点で有効になる。  また、この効果に関する事が発生他場合、直ちに効果が再適用される。 2.自動β  この自動効果を持つ場合、場に出た場合や、カードが場以外にある時でも適用される。  また、デッキ構築時に影響を及ぼす効果もある。  特定のタイミングや条件によって適用される効果の場合、  そのタイミングや条件が満たされた時点で直ちに効果が発生し、解決される。 3.自動γ  この自動効果を持つカードが場に出ている場合、  指定されている特定のタイミングや条件を満たす事で効果が発生する。  そのタイミングや条件を満たした場合、そのタイミング、条件の解決直後、  次の効果の解決に移る前に発生し、解決する。  また、条件を満たした後、実際にその効果を解決する時に条件を満たさなくなっていた場合や、  その効果を持つカードが場を離れていた場合、その効果は無効となる。 〜・ <--【】記述について--> もともと【装備】などのように【】囲いの記述が消えないルールはあったが、 通常テキスト部のいくつかにもリニューアル版から【】囲いの記述が適用された。 デメリット効果を始めとする強制力の強い効果について適用されていることが多い。 〜・公式ルールページ「特殊な効果」より抜粋 ●【 】に囲われた特殊効果  カードが持つ特殊な効果の中で、【 】に囲われた記述は無効にする事が出来ません。  以下の効果は何れも【 】によって囲われていますが、  それ以外でも【 】に囲われた記述は無効にする事は出来ません。  また、キャラクターにセットされた「装備カード」  及び「呪符カード」のテキストはセット先のカードが持ちます。 〜・ 〜・公式ルールページ「ルールリファレンス」より抜粋 ●【 】の意味  プレイされている、または場に出ているカードが持つ【 】で囲われたテキストは  如何なる効果によっても記述を無効にしたり変更したり出来ない。  *手札にあるカードには適用されない。 〜・ <--貫通の効果について--> 貫通の処理に変更が加えられた。 簡易に説明すると、旧リファレンスでは「超過ダメージ」がプレイヤーに与えられる処理だったが、 新リファレンスにおいては超過「するであろう」ダメージを「同時に」プレイヤーに与える処理に変更された。 〜・公式ルールページ「場のカードの効果・戦術」より抜粋 (自動α)〔攻撃を行っているこのキャラクター〕が〔相手キャラクター〕に戦闘ダメージを与える場合、  同時に相手プレイヤーにXダメージを与える。  Xはこのキャラクターの攻撃力から戦闘を行った相手キャラクターの耐久力を引いた値に等しい。  その相手キャラクターが既にダメージを受けている場合、そのダメージの値をXに加算する。  但し、Xが0以下になる場合、この効果は無効になる。  このダメージは戦闘ダメージとして扱う。また、この効果ではグレイズは発生しない。 〜・ <--戦術・維持コストなどについて--> 戦術の一部、神器および維持コストについて、 それらが省略している記述は自動効果であるように変更された。 また、これらは【】で囲われていないため、無効にすることができる。 ・・・のだろうか。戦術については無効にできるが、維持コストについては要確認。 〜・公式ルールページ「特殊な効果・優先権」より抜粋 2.維持コスト(X)  (自動γ)あなたのメンテナンスフェイズ開始時に〔あなた〕はXコストを支払っても良い。  支払わない場合〔このカード〕を破棄する。  但し、あなたの場に名称にこのカードの術者が含まれているキャラクターがいる場合、  この効果を無視する事が出来る。 〜・ <--決死状態について--> カードの状態に「決死状態」という状態が追加された。 場のカード全てに適用されるルールではあるが、 現状ではキャラクターにしか適用される効果は無い? 〜・公式ルールページ「ルールリファレンス」より抜粋 ●決死状態  場のカードは以下の条件の何れか1つ以上を満たした場合、「決死状態」になる。  なおセットカードは、セット先のカードが決死状態になったとしても決死状態とは扱わない。  以下の条件を総称して「決死状態にする効果」という。   ・キャラクターの場合、耐久力以上のダメージが蓄積される   ・キャラクターの場合、耐久力が0以下になる。   ・「決死状態にする」という効果が適用される。 〜・ <--連結のルール--> 連結のルールについて、セットカードの場合の記述が変更された。 具体的に影響があるものは、河童「のびーるアーム」。 旧連結ルールではキャラクターは場に出た場合に連結元を除外しなければいけなかったが、 スペルの場合、プレイされた場合だったため、符ノ壱“魂魄 妖夢”の自動効果により 冥界から回収してセットした場合は連結元を除外する必要がなかった。 新リファレンスにおいては場に出る場合に除外しなければならないため、 符ノ壱“魂魄 妖夢”の自動効果によって場に出た場合も例外なく連結元の除外が必要になった。 〜・公式ルールページ「特殊な効果・優先権」より抜粋 キャラクターなど場にでるカードが持つ【連結(「A」+「B」+「C」)】… (自動α)〔このキャラクター(キャラクター以外は「このカード」)〕の名称は  A(、B、及びC)としても扱う。 (自動β)〔このキャラクター(キャラクター以外は「このカード」)〕が場に出る場合、  〔あなたの場、手札、冥界の何れかにある、名称にAを含むカード  (と名称にBを含むカードと名称にCを含むカードそれぞれ)1枚〕をゲームから除外しても良い。  除外しない場合、このカードを場に出さず、ゲームから除外する。 〜・ <--カードプレイ手順の詳細について--> 新ルールより明確なカードプレイの手順が制定された。 〜・公式ルールページ「カードのプレイ、状態」より抜粋 1.プレイ条件(例:「自分ターン1枚制限」)を確認する。 2.カードに書かれている必要ノード以上のノードがノードエリアにある事を確認する。 3.複数の効果から1つを選ぶカードの場合、効果を選択する。 4.目標を指定するカードの場合、目標を指定する。 5.カードに書かれているコストを支払う。 カードをプレイした場合、そのカードは解決されるまで「プレイされた(した)カード」となり、 何れの場にも属さないものとして扱われます。効果の解決後、カードの種類によって場や冥界に移ります。 〜・ 〜・公式ルールページ「Q&A」より抜粋 Q017.手札からカードをプレイする場合、どの段階で手札からカードを降下しますか? A017.「カードをプレイする方法」の手順2、    必要ノード以上のノードがノードエリアにあるかどうかを確認した後、公開します。    その後、手順3以降を順番に処理していきます。 〜・ <--特定のタイミングまで持続する効果を持つカードについて--> 特定のタイミングまで持続する効果について、 以前であれば「〜終了時」などであればその終了時まで場でも冥界でもないところに置かれた。 新ルールより、解決後、直ちに冥界に置かれるようになった。 おそらく、全てのテキスト内の効果が解決されるまでを解決とするわけでなく 解決=効果の正式なプレイ、および適用と解釈して差し支えないものと考える。 …んだが、要確認。 公式Q&Aは簡潔でよいのだが、解釈に対する説明としてはいつも不親切な部分がある。 下記に引用するQ&Aの文章では、結局のところ「解決」がどこまでを含むのか分からない。 〜・公式ルールページ「ルールリファレンス」より抜粋 ●スペルカード  1.自分のメインフェイズ中に、干渉が発生していない場合のみプレイ出来る。  2.必要ノードを満たし、コストが支払える限り、1ターンの間に何枚でも使用できる。  3.プレイが解決される場合、そのカードの記述によって置かれる場所が変わる。  T.【装備】、【呪符】…場に出て、プレイ時に目標としたキャラクターにセットする。  U.【世界呪符】…自分の場にアクティブ状態で出る。  V.【幻想生物】…キャラクターとして自分の場にスリープ状態で出る。  W.それ以外…効果の解決後、特に記述の無い場合は直ちに冥界に置く。 〜・ 〜・公式ルールページ「Q&A」より抜粋 Q036.効果の期間が「持続」のカードはいつ冥界に置かれますか? A036.場に残るカード以外はプレイされて解決された後、直ちに冥界に置かれます。 〜・ <--「目標」「対象」および「効果の解決」について--> 「目標」について、プレイする時点で「目標」を指定できないことが確実である場合はプレイできない。 「効果の対象とならない」だけであれば「目標」には取れるが、効果は無効になり解決に失敗する。 目標を取らないカードで、正しく対象が取れない場合は、効果の解決に失敗する。 「全ての」という効果において、対象が一つも存在しない場合は解決失敗になるのか、要確認。 文脈から推測するに、おそらくは失敗するのだろう。 〜・公式ルールページ「ルールリファレンス」より抜粋 2.カードのプレイに関する補足  カードをプレイする場合、「カードをプレイする方法」の他に、  以下のカードの種類ごとのルールに従ってプレイする。  また、カードをプレイする時点で必要ノードを満たしていない、コストが支払えない、  目標を指定できない事が確実である場合、プレイそのものを宣言できない。 〜・ ●対象の確認  効果の解決時、適切な対象を指定できない場合、その効果は無効になり解決に失敗する。  プレイされたカードであった場合は破棄する。 ●目標の喪失  目標を取る効果はその効果の解決時に、目標として指定した対象が適切であるかどうかを確認する。  目標が効果の解決時に「対象とならない」「目標とならない」と言った効果を受けていた場合や、  目標が場を離れたり、破棄されるなどして適切な対象出なくなっていた場合、  その効果は全て無効になり解決に失敗する。プレイされたカードであった場合は破棄する。 ●複数のカードを対象とする効果 1.「〔〜X枚〕をYする」と言った効果の場合、   その対象がX枚よりも少ない場合、その効果の解決に失敗する。 2.「〔X〕と〔Y〕をZする」と言った効果の場合、   XまたはYの何れか1つでも対象として不適切であったり、   指定された枚数よりも少ない場合、その効果の解決に失敗する。   但し、後述する「〔全ての〜〕」「〔〜全て〕」が対象である効果はこの限りではない。 ●「全て」が対象の効果    1.「〔全ての〜〕」、「〔〜全て〕」を対象とする効果は、   効果の解決時に1つでも効果の対象として適切な対象が存在する場合、その効果を解決する。 2.「〔全てのプレイヤー〕と〔全てのキャラクター〕」と言った複数の種類を対象とする場合、   いずれか1種類でも適切な対象が存在する場合、その効果を解決する。 ●自動効果の目標  目標を指定する必要のある自動効果は、その発生時に目標を指定する。  その際に適切な目標が指定できない場合、その効果の解決に失敗する。 ●「対象(目標)にならない」効果    1.「対象にならない」効果が適用されている場合、その効果の対象は、   別の効果の対象として指定することは出来ない。   また、「全て」が対象の効果に対しては存在していないかのように扱い、   「対象にならない」効果の対象以外に適切な対象が存在する場合、その対象にのみ効果を解決する。 2.「目標にならない」効果が適用され手いる場合、その効果の対象は、   別の効果の目標として指定することは出来ない。   また、「全て」が目標の効果に対しては存在していないかのように扱い、   「目標にならない」効果の対象以外に適切な目標が存在する場合、その目標にのみ効果を解決する。   但し、目標ではなく対象を指定する効果の場合、その対象として指定する事が出来る。 3.対象(目標)の指定後に、その対象(目標)が「対象(目標)にならない」効果を受けた場合、   対象(目標)が喪失し、その効果の解決に失敗する。 〜・ <--「攻撃(防御)する(行う)」という効果について--> 旧リファレンス関係について確認不足だが、「攻撃(防御)する(行う)」という効果について 新リファレンスでは明確に定義されている。 「攻撃(防御)を行わせる事が出来ない」という効果を受けていても起動効果によっては攻撃出来る。 〜・公式ルールページ「ルールリファレンス」より抜粋 ●「攻撃(防御)する(行う)」という効果  「攻撃(防御)する(行う)」という効果が解決された場合、  その対象のキャラクターは前述の「攻撃(防御)の手順」の1〜3を飛ばし、  4の状態になっているとして扱われる。「スリープ状態にする」といった記述が無い場合、  そのキャラクターの状態は元の状態のままである。  また、この効果を受けたとき、その対象のキャラクターのプレイヤーが  「攻撃(防御)を行わせる事が出来ない」という効果を受けていたとしても、攻撃(防御)が発生する。  「攻撃する」という効果が発生した場合、優先権は必ず相手プレイヤーに移る。 〜・