ハバロフスク日本人会会報 りっか 六❄花 рикка 2008春・Vol.26
☆第9回ハバロフスク日本語弁論大会☆
4月26日(土)13時より極東国立人文大学の本館(プーシキン像前)で開催された第9回ハバロフスク日本語弁論大会にて心温まるひとときを過ごさせていただきました。今年の暗唱の部の課題は、<詩部門>が星野富広さんの「いわし」、<物語部門>が「つるのおんがえし」でした。みなさんの暗唱を耳にいたしますと、お一人お一人が抱いておられる課題作品にたいするそれぞれの想いがイメージされて、文芸作品には読む人の数だけ読まれ方があるということを改めて感じさせていただきました。また、日本滞在期間が3ヶ月以上の方が対象のスピーチの部<特別枠>で1位となった方の「刺身との恋愛」という題の弁論では、ロシヤ・アヴァンギャルド芸術運動の創始者ヴラヂーミル・マヤコーフスキイの詩を想わせるようなシュールで新感覚的な表現にドキッとさせられました。そして、上位2名が10月にユジノサハリンスクで開催予定の「第13回ロシア極東・東シベリア日本語弁論大会」への出場権を獲得したスピーチの部では、文化の継承、生と死、俳句、母娘の愛情、不死、名前、見とれる物、オノマトペア、理想的な仕事のあり方、というテーマのお話を拝聴いたしましたが、みなさんしっかりとした主張をお持ちで、ただただ感銘を覚えました。なにごとにつけ主張をするということはたいへんなことですのに、それを異国語で表現されるということは並大抵のことではないはずで、私の想像をはるかに超えております。閉会後の懇親会では「いわし」を暗唱された方々に弊局のリスナーの方からいただいた星野富広さんの絵葉書を一枚ずつ配らせていただきましたが、じぶんの好きなコスモスの絵に下の詩の添えられたものは隠しにしまって、会場をそっとあとにいたしました。(2008年4月30日・編集子記)
よろこびが集まったよりも
悲しみが集まった方が
しあわせに近いような気がする
強いものが集まったよりも
弱いものが集まった方が
真実に近いような気がする
しあわせが集まったよりも
ふしあわせが集まった方が
愛に近いような気がする
☆地元の学生さんたちのスピーチ☆ 〜連載・第11回〜
(前々号より2006年の第7回ハバロフスク日本語弁論大会で入賞された方の弁論を掲載させていただいております。今回は、スピーチの部・特別賞の方のお話です。なお、所属は、2006年4月当時のものです。)
小さいことでも喜びましょう!
極東国立人文大学
プストフスキーフ・アナスタシア
皆さん、今日は。やっと春になりましたね。皆さん、おめでとうございます。
この間、私は大学へ行く途中、地面からちょっと顔を出した緑の草を見つけました。私はその日、お祭りのような気持ちになりました。その草を見つけたのは小さいことですが、私はそれをとても喜びました。
皆さんは、最近、何か楽しいことがありましたか。ハバロフスクは気候が厳しいところです。それに、物価もどんどん上がっていくし、アムール川の水の問題もあって、ちょっと生活が苦しくなったかもしれません。でも、私はどんな所でも、どんな日でも喜ぶ理由が必ずあると思います。ですから、今日の私のスピーチのテーマは「小さいことでも喜びましょう!」です。
私は、お祭りの種類にはいくつかあると思います。「国の祭り」や、「家族の祭り」や、または、「特別な祭り」と私が呼んでいる祭りもあります。例えば、「国際婦人デー」は「国の祭り」の一つです。「両親の結婚記念日」は「家族の祭り」になっています。「特別な祭り」というのは自分で作った祭りです。「月の最初の日」や、「最初の草の日」や、「満月の日」は「特別な祭り」の例です。そのような日には友達と会って祝います。喫茶店へ行ったり、メールでお祝いの言葉を送ったりします。皆さんは、今までそのような小さいことを喜んだことがありましたか。
面白いことに、ロシアにはいろいろな職業の人のための祭りがあります。運転手の日、郵便局員の日、森の日などです。例えば、9月17日は「森の日」ですが、その日は森に関係する人は森へ遊びに行きます。ロシアではこのような祭りはあまり有名ではないと思います。普通、人はこのような祭りを祝いません。でも、私にとって、それは日常生活の中で喜ぶ理由の一つです。皆さんはそんな「祭り」を祝ったことがありますか。なければ、今度、是非、楽しんでみてください。
毎日喜ぶ口実を見つけることができる人はオプチミストと呼ばれています。心理的な調査では、いい気持ちになることやポジティブな考え方は健康にもいいそうです。
ところで、私は日本の子供のCDで「シアワセ」という歌を見つけました。その歌には次の言葉があります。「シアワセってどんなだろう。シアワセってどこにある。きっと見つかるシアワセは君のまわりのシアワセ。『朝が来た。』シアワセ。『けんかして仲直りした。』シアワセ。『友達できた。』シアワセ。『空が晴れた。』シアワセ。」という歌です。私の気持ちと考え方にとても合っています。
今、皆さんはどんな気持ちでしょうか。もしかすると、ちょっと生活に不満を感じている人がいるかもしれません。また、何か問題を抱えている人もいるでしょう。でも、どんな人でも、何もかも忘れて、いい事についてだけ考えてみてください。皆さんは、ご自分の喜ぶ口実を見つけることができると思います。そうすれば、明るい気持ちも必ずくるはずです。
それでも、喜ぶ口実が見つけるのが難しいという人のために日本の諺を一つ紹介しましょう。それは、「冬きたりなば、春遠からじ。」です。これは、冬が来たときに、嫌な気持ちになるのではなく、次には春が来ると明るい気持ちを持つという意味です。このように、同じ「冬」でも、見方を変えると喜ぶ口実になるのです。
ですから、いつでも、どこでも、小さいことでも……喜びましょう!
☆大阪の神さん/田中隆☆
大阪の神さん
田中 隆
むかしむかし、でもないし、ある所に、言うても、大阪なんやけど、神さんがおったんや。
新興宗教の、尊師、とか、なんとか言うパチモンちゃうよ。ほんとにほんまの神さんや。なんでほんまか言うとな、奇跡おこしはんねんで。
そんなら、どれの新興宗教と変らんやないかと、こう言うんやろ。ちゃうって。あんな、水の上歩くの、宙に浮くの、三年食わんの、癌が治るの、そんなんちゃうねん。
気が向くとな、願い事叶えてくれるんや。
船場の新ちゃんて相場師が居んねんけど、キタのクラブにえらい入れ上げとる女がおったんやけど、ちょっとも靡きよらん。毎日通い詰で半年、バッグ買うたって、指輪買うたって、マンション買うたって。かれこれ、二〜三千万がとこ、いわしてたんやないかな。でも、あかんねん。
で、ある時、近所の立ち飲みで神さんに会うたんや。新ちゃんは立ち飲みは行かんよ。神さんが飲んでんの見かけたんで寄ったんや。で、飲みながらぐちったんやな。そしたら、神さん、一杯入って機嫌良かったんか知らんけど、『ほんなら、明日行くときな、たこやき持ってったらええわ。安いのでええから、普通のやつ持ってき。ただし、三つだけやで』
で、新ちゃんもびっくりしたもんやから、そら、ほんまもんの神さんとは知っとったけど、言うこと訳解かれへんやないか。何でたこやきやねん。大体、女も、クラブの女に見えんような、どこぞのお嬢さんかいな、いう面してな、物でも金でも靡きよらん、そら、クラブの女やさかい、金に困って来よったんやろけど、まあ、プライドが高いゆうのか、皆ちやほやして、ぎょうさんええもん貰っとるのに。よりによってたこやきや。『神さん、あの、何でたこやきですのん?しかも、三つて?』そしたら、神さん、『意味あれへんけど、なんかせんと、わしのご利益か解からんやないか?言われたとおりにしたらええ。わし、神さんやもん』言うたんやて。
ほいで、言われた通りにしたらな、店のはねる前に、女の方から、『私、今日、ちょっと、飲みたい気分なんやけど、付き合うてくれますか?』と、こう来たらしいんや。
後はとんとん拍子で、今は、ミナミに買ってやったマンションに住んで、店にも出んと。新ちゃんも、週に三日ぐらいで通っとるらしいわ。そら、えらい感謝しとったで。
で、後で、たまたま会うた時、お礼しよ思ってんけど、何もいらん、言わはんねて。それでも、気ィ済まん物んやから『何でもええから言ったって下さいよ!』言うたら、『しゃあないなぁ。そんなに言うんやったら、ハイライトでも買うてんか』と、こうや。
偉いもんやないか。
ただし、気が向いた時だけや。あの、えべっさんの脇の乾物屋の娘、小学生やったんかなぁ。可愛がってて。親父が五十近くなって、やっとでけた子ぉやから、ピアノや、塾や。言うて。可愛い子でな。色の白い、ちょっと、体は弱そうやってんけど。が、死にそうな時に、神さん、かつぶし買いに来はって。
親父はもう、それこそ拝み倒してたのんだんやけど。かつぶしなんて、もう店ごと差し上げますよって、どうにか、なにとぞ。言うても、知らんぷりしてたんやて。せやから、腹立って『うちもこんなにちんけな店ですよって、神さんに売るような上等なかつぶしはおまへん。他所行って買って下さい!』言うたら、『そこにごろごろ在るやつでええんや。一つ貰らおうやないか』言うて、聞かんから、『そんなら、一万円だす!』言うたら、ぽん、と、銭払うて、かつぶし一本ぶら下げて帰っていかはったんやって、言うとったけどな。
娘は、そら、亡くなったけどな。
せやから、神さんのご利益は、人助けとか言うんやなくて、気分、とか、好き嫌いなんや思うわ。何かしても、金も取らんと、何もせんのに金払ったりして。
新ちゃんなんて、相場張って、えぐい稼ぎしよって。金貸しもやって。そら、景気もええのに、その上ご利益やろ?
乾物屋なんて、終戦後に建て直してそのまんま、今時、流行らんし。まあ、地味なもんやね。その上ご利益無しときたら、そらもう、わやや。
仕事? してる訳ないやろ。神さんやもん。どこに住んでるかも、誰も知らんし、要は住所不定無職、やね。でも、金は持っとる。神さん、鰻好っきやねん。酒も、煙草もやるしな。そんなん、全然神さんちゃう。言うんやろ?
神さんな、皆とおんなじような格好してな。背ぇはちょっと小っちゃかってんけど、普通の中年のおっさんと、なんも変らん。
いつもにこにこしてる訳でもなし。不機嫌でもなし。まあ、ぼさーっとしとったで。でも、酒飲んでるときは、子供みたいな顔しはって、にこにこ笑ろたりな、
怒った神さん見たことあるのは一人もおらんかったけどな。
でも、やっぱり信じないやつ等もおってな。
まあ、お寺さんだの、神社だの、宗教の人は、はなから認めてへんかったけど、でも、無視しとったんや。何かゆうても、相手が本物やから、分が悪いにきまっとる。せやから問題ない。
問題なんは、あんたみたいに神さんを知らん人やね。
それで、あの事件が起こったんや。
寒い時やったねえ。
立ち飲みの帰りか知らん。神さんいい気分でぶらぶらしとったんや。そしたら、地回りの若い衆と会うて。若い衆も、相手が神さんやし、自分もいつかご利益にあやかりたいもんやから、いつでも腰が低いんや。
「神さん、こんばんは。なんや、ご機嫌よろしいんちゃいますの?」
「ちょっとなあ。わし、今日何や知らん、気分ええねん」
「それはよろしいやおまへんか。なんなら、この先に、自分、知ってる店ありますねんけど、どないだす?お急ぎやなければ、ちょっと行きまへんか?新しい子、可愛いでっせ。まだ、十九で、体はこんなんやもん。たまりまへんわ。ほんま、最近の若い子ぉは……」
かなんか言いよってな。機嫌良さそうやから、ご利益にあやかれたらもうけもんや。思うたんやね。こら、いける。思うたんかもしらん。組の関係の店やから、金は払わんでええし、神さんの接待言うたら、誰も文句言わんやろし。
神さんも、魔がさした言うんかいな、うんうんうな付いてな。
「ほんなら、いこか。わし、いつでも暇やし、せっかくのお誘い断ったらばち当たるわ」
なんか言うて、ひょこひょこ、歩き出したんや。
付いた所は、まあ、場末のクラブ言うか、表通りから、路地に入っていったとこにあんねんけど、クラブ、ムハンマドいいよんねん。誰が来るかい!言う名前やろ。しかも神さん連れて。
入ったら、テーブル四つ五つのちんけなとこやし、古臭い、べっちんの剥げたソファーで貧乏臭い言うたらないわ。でも、神さんはそんなん気にせんと、珍しくにこにこしとったんや。
若い衆も、これはしめた、と思たんやろな。従業員の来るのも待たんと、
「神さん、何んにしまひょか。水割り? 焼酎? ウイスキー? ブランデーもありまっせ。おおい、ブランデーや、ブランデー。水割りで。はよ、おしぼり持ってこんかい。何してけつかるんじゃい。家の裏の嫁かて、もうちょっとよう働くど。はよせんかい、ワレ!」なんて、はしゃいでるんや。
神さんも、なんや、楽しそうにそれを見ててな。
「おい、女の子や女の子、この間入った若い子おるやろ。あの子やあの子」て、店狭いし客はおれんし、女の子もぎょうさんおれへんし、傍から見ると可笑しいんやけど、本人、一生懸命や。
で、若い、確かにきれいやね。ぽちゃぽちゃっとした、ちちのでかい女の子が、ボトルと、グラス持って来て神さんの脇に坐ったわけや。もう一人の痩せて、少し年上の女の子ぉが、氷と、灰皿と水持ってきて、若い衆の隣に坐ったんやね。
で、若い衆が、
「こちら、あれや、神さんや。ほんまもんの神さんやで」
「えー、ほんまもんの神さん?なら、丁度ええわ。私、マリヤでーす。おおきに。神さん、お仕事何しはってるんですか」
「あほ、わし、神さんや言うてるやないかい。何言うてけつかるんじゃい。失敬な」
「だーって。ほんなら、私、はじめてほんまもんの神さんと会ったわ。光栄ですぅ。あはは」
「マリアちゃん、この人、人言うんか……こちら、ほんまに神さんなんよ。あんた、最近来たから知らんのやろけど……この辺の人、皆知ってんねんで。あ、神さん、うちの店、はじめてですやろ。ほんまうれしいわぁ。お話しするの始めてですけど、神さんのこと、よお伺ってます。怜奈です。始めまして。おおきに」かなんか、もう一人の女の子が言うて。
若い方の女の子は、キリストのお母んの名前やろ。おまけに、全く信じてへんのや、その上、店はムハンマド。なんや、具合悪なってきてな。まあ、兵庫の新開地あたりから出てきて、ここの事はようしらんやろし、しらんのに、いきなり神さん信じろは、無理かもわからんけど、でも、今までは、こんな事は無かったんや。皆、神さん言われたら、はい、さよでっか。と、素直に信じたもんやった。
でも、神さんは、別段かわった素振りは見せんと、おしぼりで手を拭きながら、
「わし、ほんまに、神さんなんよ。仕事が神さん」
「へー、じゃあ、神さんて、なにしはるんですか?」
「別に、あんまり変った事はせんなぁ。言うたら、ぶらぶらして、鰻喰うて、酒飲んで……あと、たまに、奇跡おこす言うんが、仕事、言えば、仕事やろなぁ」
「こら、マリヤ、お前、舐めとったらあかんど。この神さんの奇跡言うんは、そらもお、ごっつう凄いんやで、例えばな……例えばな……」って、思いつかんのや。
「そらぁもお、ごっつい……」
「ごっついのもそら、出けるけど、ちっちゃいのが多いなぁ」
「うち、知ってますよ。ほら、駅前の薬屋さんの水虫治しはったの。どんな薬もあかんかったのに、神さんに頼んだら、三日で治ったって。えらい感謝してはりましたよ。このへんでは皆知ってます」
「照れるなぁ。感謝されるような事ちゃうねんけどな」
「でも、薬屋さんの薬が効かへんかったのに……」
「えー、怜奈さん、それ、ほんまですの?すごーい!」
「われら、あほちゃうか?何、そんなちんけな事言うて。この神さんはな、もお、それはそれはごっついな、奇跡をな、なさる御方なんやど。そらもお、ごっつい……」
「そおそお、うち、知ってますよ。大阪に地震が来ないで神戸に行ったのも、神さんのおかげやて。もう、皆、感謝してますよ」
「えー、でも、うちは兵庫やから、けっこう揺れて大変だったんですよー。あれ、神さんのせいやったんですか?」
「なにゆうてんの。地震は神さんの知らん事で、地震が大阪に来なかったんが、神さんのおかげやねん。ねえ、そうですやろ?」
「まぁ、そんな所や無いかい。来ないようにはしたったからな」
「どや、凄いやろ。神さんは。ごっついことしはるんや。すごいやろ」
「わし、こんなんでけるで」そう言うて、神さん、手の中からぽん、と花束出してな。
「女の子たちにプレゼントや」
「わー、すごーい。神さん手品も知ってはるんですか?」
「これ、奇跡やねん。ちっちゃい方の。手品は種も仕掛けも在るけども、わしのは、種も仕掛けもあれへん」
「うち、感動しました。神さんの奇跡が目の前で見れるんゆうのは……もったいないわ……」怜奈は、まじで眼ぇうるませよって、顔の前で手ぇ合せて拝みよったわ。
「私、もっと奇跡見たーい!もっとなんか出来ませんの?」
「マリアちゃん、あんた、なにゆうてんの!神さんに失礼やで!うちはもうこれで充分!」
「ええからええから」言うと同時に、神さん、右手に番傘持っててな、ぱっと開いて、傘の上には、毬が載ってて、くるくるくるくる傘回しはって、毬落ちへんし。扇子を開けば水が噴水みたいにぴゅーぴゅー噴出すわ、南京玉簾は宙を舞うわ、皆の上着のポケットから鳩は飛び立ち、群れになり、ロート、と書いてあるビルの周りを飛び回りよるし。
もうこうなったら、神さんの独壇場や。店内は奇跡で溢れかえりより、レッドスネークカモーン、と言うたら、ボトルの口から赤い蛇が、にょろにょろ出てきよる、ホワイトスネークカモーン、と言うたら、入り口のドアを開け、デビットカバーディルが入ってきよる。ベイビースネークカモーン、と言うたら、フランクザッパが……入ってこんで、水道の蛇口からつるつる子蛇が噴出てきよる。ほんまもんの蛇口になった、言うこっちゃ。しかも、デビッドカバーディルは河内屋菊水丸とジョイントし、ヘビー河内音頭を歌いよる、マリヤは口をぱくぱくさせて、「すごーい、すごーい!」を連発して、ちちをゆさゆさゆさゆささせて走り回りよるし、怜奈は、感涙にむせびながら、「もったいない、もったいない!」言うて、団扇太鼓をぼんぼんぼんぼん打ち鳴らす、若い衆は、「あぁぁごっついわぁ、ごっついわぁぁ」と叫びながら、膝の上にブリトニースピアーズを乗っけて、がくがくがくがく腰つかいよる。
神さんも、さすがに奇跡を使い倒して疲れたんか、大汗かいて、鼻の穴を膨らませて、ぜいぜい肩で息をしとったんや。が、やおら、
「皆楽しかったか?」
言うて、突如、大魔神の様に、顔色を変えたんや。
「くおらぁぁぁ、いつまでいちびっとったらあかんどぉぉぉ、人の奇跡を何や思とんじゃぁ、怒り心頭滅却すれば火もまた涼し……いわけあるかいや、ええい、眼に物見せてくるるるるるるるるるる」って自分が原子爆弾の劫火のようになってな。きっと、体内で核融合反応があったんや。そこはやっぱり神さんやね。「この火が涼しいかぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ、心頭滅却して耐え抜くがええわいぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃっっ」って叫びながら巨大な火の玉になって、そら、太陽の塔が般若になった様な巨大な顔やったんやけど、大阪を焼き払ってしまったんやで。
焼け跡には、黒い雨がしょぼしょぼ降っとった。
☆山下雅司さんの小説「時空の旅人」☆ 〜連載・第13回☆
マリーンが立ち止まって、太陽の位置を確認すると二人を振り返った。
太陽は西の方角の低い位置にあるが、夕暮れには未だ十分に時間がありそうだった。
二人の見守る中、置き石を中心に地面に何やら描き始めた。
地図だと直ぐに理解できた。中央の石が集落なのだろう。石の脇の一本の線は村の側を流れる河と思われる。一方の線の端には北斗七星が書いてあり、北の方角だと判る。
中央の石から線に沿って下の方の位置に、赤い小さな木の実を置いた。
石の上の方にアヒントンの白馬の地上絵が描かれている。
驚くほど簡素でしかも方角まで判り易い地図で、驚きで声が出ない。
二人は地上に描かれた地図を、唖然とした表情で眺めていた。
赤い木ノ実が置いてある所が現在地なのだろう。
「今日はこの辺迄にしておいて、夕食の獲物を探そう」
と、マリーンは言った。リーダーはマリーンだ。何の異存も無い。
二人は只、言われた通りに動くだけだ。
年を考えた計らいか、獲物狩りはマリーンと杉浦の二人で、高木は火を起こす事になった。しかし、火を起こすと言う事は大変な事であった。
この作業にかかり、火種を持ち歩けば簡単だと言う事に気がついた。しかし、後の祭りであった。取り敢えず最初の火を、起こさなければならなかった。
まず乾燥した木を探す、木を擦り合わせて火をおこすのである。
なかなか簡単には種火は出来なかった。道すがら途中で見つけて摘んで来た、木の実や木苺、山桃の類を小川の水で洗い、羊の胃袋で作った水筒に水を汲んで来ておいて、それから再び火をおこす作業に没頭した。
マリーンが野兎を仕留めて戻ってきた。
火おこしに悪戦苦闘の私を見ても、何も言わなかった。野兎を傍らに置くと何処へともなく立ち去った。
何時間になるだろう。いい加減、嫌になって来ていた。まだ火は起きない。
狩のほうが楽だったのではないか?思考が逃げの、負の方向に向かっていた。
夕闇が迫ってきた頃、杉浦はくたびれ果てて戻ってきた。
やはり一羽の野兎を手にしていた。やっと捕まえたと言う雰囲気がありありと見える。 二羽の野兎を見て「足りるかな」と言いながら、河の方向に向かって歩いて行った。
マリーンが一羽の山鳥を手にして再び戻って来た。山鳥を置くとマリーンの姿は再び消えた。種火は未だ出来ない。
もう一寸の所だと思うのだけれども、一筋の煙さえ上らない。
何度目だろう。次第に諦めの気持ちが強く沸いて来る。
(もうやめよう、出来やしない。敗北を認めよう)
と、言う思いが何度も胸を過る。その度にもう一つの思いが心を奮い立たせる。
火を一つおこせないで、この世界で生きてはいけないと言う認識だった。
与えられた自分の役割は責任を持って果たす。其は個人主義であれ共同作業であれ、大切な基本的な不文律であった。
暫くするとマリーンと杉浦が一緒に戻ってきた。杉浦を迎えに行った様だった。
二人は私を取り囲み野兎と山鳥の下ごしらえを始めた。
狩をした周辺の状況や地形を杉浦は報告している。其の話を聞きながら、懸命に火おこしの作業を続けた。焦ってはいるがどうにもならない。マリーンはそ知らぬ振りだが、杉浦は気の毒そうに見ているだけだ。火をおこし始めて何時間になるだろう。二人が狩りから戻って来てからでも、数時間は過ぎているだろう。
隣に座るお互いの顔をやっと確認できるくらいの闇が広がっていた。
それから暫くしてやっと煙が上がり出した。木を薄く削った付け木を近づけ、更に数分摩擦を続けると小さな胡麻粒のような灯が点った。そーっと、息を吹きかける。
一瞬、堪えていた積年の思いが噴き出す様に、一気に紅蓮の炎が舞い上がった。
「やった!」
大きな喜びの大声を発したのは杉浦の方だった。
マリーンは小さな生まれたばかりの炎を赤子でもあやすかのように、大事に小枝を継ぎ足していった。やっと廻りが明るくなり、心の中に小さな火が点った。
責任を果たした充実感と、火を点す大変さと苦労を身を持って体験し、やり遂げたと言う何とも言えぬ満足感があった。
「二羽の野兎じゃ足りないんじゃないかと思い、河で魚でもと思って河漁りをしていると、マリーンが来て(高木さんが苦労して火をおこしているが、助言や手伝いはしない様に)と、言うんです。申し訳ありませんでした」
杉浦はすまなそうに言った。
「簡単に火をおこす方法はある」
そう言うとマリーンは、野兎で作った腰にくくり付けてあった小袋の中から、枯れ木の少片に、幾つもの小さな黒い穴の開いた物を取り出した。
一目見て高木にはそれが、何度も使用された摩擦板である事が判った。
黒い穴は消炭の様な状態で保管されていて、これがあれば乾燥した摩擦棒は、何処にでも手に入る。旅の経験の差だなと思った。しかし、思いつかなかった自分の、旅の準備不足を恥じるべきであったと反省した。
マリーンが手伝いを禁じたのは(生きて行く為には、他人の力を当てにしてはいけない)と言う無言の教えが含まれていたのだろう。
マリーンは摩擦板を柔らかな藁の様な物で包み、それを杉皮で丁寧に包んで腰の袋に戻した。そしてマリーンは何でも無い事のように言った。
「火をおこす大変さを知った。大変さを知れば、大切にする事を学ぶ」
高木は自然から学ぶとはそう言う事だと気がついた。
マリーンと同じ腰に下げる小物入れを作る為に、二羽の野兎の皮は手足を長めの小枝で広げられ、近くの木に吊り下げて風干しにされている。
肉の焼ける香ばしい香りが焚火の廻りに漂ってきた。
急激に空腹感が沸いて来た。
「この辺りまでは一度来ているので問題は無い。幸い今夜は星月夜で星座が良く見える。かなり正確な現在地を知る事が出来るだろう」
程よく焼けた串刺しの、兎のももを配りながらマリーンが言った。
「この先は足を踏み入れた事の無い、未知の地域と言う事ですか?明日からが本当の探険の旅になるわけですね」
不安より興味が勝った声で杉浦が言った。
慣れとは恐ろしいもので、塩などの調味料無しでも、魚肉が旨いと感じる様になった。 高木は、マリーンの描いた地図を見ながら、アヒントンの地上絵とエィブベリの集落の位置関係を頭の中で整理し、マリーンに正確な方向を伝える事が大事だと思った。
道無き道を歩まなければなら無い。方向さえ間違わなければ、うまく行くと明日の夕方には出来ていたならばの話だが、人工の丘陵シルブリー・ヒルの姿を遠望する事が出来るかも知れ無い。
「たら、れば、の話で何一つ確証は無いのですが、方角さえ間違い無ければ、これも又、(れば)ですね。段々自信が無くなるのですが・・・・明日あたり、エィブベリの集落にある丘陵が望める可能性があると思います」
「高木さん、無駄足にはならないので心配する必要はありません。地形を知り、植物や動物の生態や分布を知ることは、プラスにこそなれ無駄な事は何一つありません。未知の地域が少なくなるほど、不安や恐れは少なくなります」
マリーンは何でも見知っておいて、無駄は無いとでも言う様に言った。
「そう言ってもらえると多少気が楽になりますが・・・・」
「高木さん自信を持ってください。多少の違いはあれ、二〇世紀迄残った巨石建造物の遺跡です。考古学者の年代設定が間違っていなければ、必ずこの時代に存在しているはずです。考古学者の年代設定が正しい事を祈りましょう」
杉浦も野兎の焼肉を頬張りながら、励ましの眼差しで高木を見た。
「現在地より南の方角に進めば、比較的大きな河にぶつかる筈ですが、河は時代により大きく流れが変わる事があるので、確証はありません」
高木の話を聞きマリーンが話し始めた。
「水は高きより低きに流れる。下流に辿れば大海に注ぐ、集落は河の流域にあると思われる。河を下り集落が見つからなければ、海に出てそこから河を探し、河を遡ればきっと見つかる。話によると大きな墓らしいから、沢山の人が住む大きな集落だと思う。冬を越すには、木の葉が色付く季節、河を遡る魚無しでは越冬は厳しい。必ず河の流域に集落はある。魚の遡上しそうな河を見つけて、そこを河口より辿ればいい」
自信ありげにマリーンは言った。
「河を遡る魚と言うのはきっと鮭の事ですね」
杉浦の言葉に高木も頷いた。
☆新聞拾い読み☆
2008年の休日の振り替え
きのう(1月22日)、ロシヤ労働局で、休日および祝祭日の振り替え予定表が確定されました。合理的な利用のために、2008年には、3日の休日が次のように振り返られます。5月4日(日)→5月2日(金)、6月7日(土)→6月13日(金)、11月1日(土)→11月3日(月)。オーリガ・グレーリク記者(20080123イズヴェースチヤ)
『生きている時の糸』
8月7日から10日にかけてハバーロフスク地方創建70周年の祝賀の枠内で極東連邦管区の中心都市ハバーロフスクで第1回極東国際民族工芸フェスティヴァル『生きている時の糸』が催されます。これについては地方政府で発表されました。フェスティヴァルのプログラムは、職人仕事、民族工芸、民俗文化分野の発展、シベリヤ、ロシヤの極東およびヨーロッパ部の都市および州の地域間関係の促進を目的としています。ハバーロフスク地方の天然資源省および文化省を含むフェスティヴァルの主催者は、『生きている時の糸』がロシヤとアジア太平洋地域諸国の民芸職人たちの結束を促すことを願っています。民俗工芸の祭典のテーマは、大工職、木や白樺樹皮の細工、シルク、木、金属への絵付、手芸、民族玩具、土産物など、民芸のあらゆる分野に及びます。フェスティヴァルの枠内で、展示即売会、民芸作家の作品展、デモンストレーション、マスタークラス、コンクール、文化プログラムが、組織されます。フェスティヴァルには、韓国、日本、中国の方を含むおよそ200人の先住民族の方が参加する予定です。(20080227沿アムール報知)
特別に保護される『ヂナーモ』/市の公園が地方の管轄下に
公開株式会社『ハバーロフスク市行政府投資プログラム管理局』が改修に着手したハバーロフスクの公園『ヂナーモ』が、きのう3月5日、地方の天然記念物に指定されました。事実上、これは、市が文化娯楽総合施設およびふたつのカフェの建設や散策およびレクリエーションのためのゾーンの創設を提案した2億8800万ルーブリ(およそ13億円)のプロジェクトの実現に失敗したことを意味しています。公園の改修はハバーロフスクっ子たちの不満を呼び起こし、それらの人々はヴィークトル・イシャーエフ知事に改修の中止を求めました。市民の懸念は、建設の過程で樹木が切り倒されて町から緑の一隅が失われかねないことに拠るものです。ハバーロフスク地方政府は、ハバーロフスク市に市の公園『ヂナーモ』における樹木の伐採を禁止しました。(20080306コメルサーント)
♪ハバーロフスク地方フィルハーモニー・コンサートホール(シェフチェーンコ通り7)の5月の公演案内より♪
【5/3(土)18:30】ロシヤ民族楽器アンサムブル『コロベーイニキ(行商人たち)』公演。戦争や勇気や愛についての歌。独唱:オーリガ&ヴァレーリイ・トカチョーフ、オレーグ・イサコーフ
【5/6(火)18:30小ホール】シャリャーピン生誕135周年に寄せて。ロシヤ連邦功労芸術家ヴラヂーミル・ジボエードフ(バリトン)の演奏会。ピアノパート:ヴラヂーミル・ブードニコフ。出演:オーリガ・トカチョーヴァ(ソプラノ)、ヴァレーリイ・クラユーシキン(テノール)、エレーナ・ナゴールナヤ(ピアノ)
【5/7(水)18:30】極東交響楽団。指揮:エマヌエル・レデュク=バロム(フランス)。D.ショスタコーヴィチ・交響曲第10番ホ短調作品93&室内交響曲作品110(弦楽四重奏曲第8番)
【5/9(金)17:00】アンサムブル『ダーリニイ・ヴォストーク(極東)』のコンサート。戦勝記念日に寄せて。
【5/10(土)17:00小ホール】A.S.プーシキンの詩によるロシヤの作曲家の歌曲。独唱:ヴァレーリイ・クラユーシキン(テノール)、ピアノパート:ヴァシーリイ・ザハーロフ
【5/11(日)18:30】オルガン音楽の夕べ。演奏:リューベック大聖堂のオルガン奏者ハルトムート・ロマイエル(ドイツ)。ドイツの作曲家の作品。
【5/13(火)18:30】極東交響楽団。指揮:エマヌエル・レデュク=バロム(フランス)。L.V.ベートーヴェン・交響曲第5番作品67『運命』、F.シュミット(オーストリア、1874-1939)・交響曲第4番ハ長調
【5/14(水)18:30】国際家族デーに寄せて!『やさしさ』。マーイヤ・クリスタリーンスカヤのレパートリー曲。独唱:オーリガ・トカチョーヴァ。出演:軽音楽アンサムブル
【5/16(金)18:30】『わが愛、フランス!』。フランスの作曲家のポピュラーなアリア。独唱:ヴェロニーカ・カシヤーノヴァ(ソプラノ、ロシヤ連邦功労芸術家)、ピアノパート:ナターリヤ・イサーエヴァ(国際コンクール入賞者、ヴラヂヴォストーク)
【5/17(土)18:30】室内オーケストラ『グローリヤ』。コンサートシーズンの閉幕。ピアノと室内楽団のための作品。ピアノ独奏:ナターリヤ・イサーエヴァ(国際コンクール入賞者、ヴラヂヴォストーク)
【5/18(日18:30)】アレクサーンドル・コヴァリョーフ&アレクセーイ・ベケートフ。ハバーロフスク開基150周年に寄せて。吟遊詩人の歌の夕べ。
【5/23(金)18:30】『心のための音楽』。愛についての歌。全ロシヤフェスティヴァル『21世紀の声』入賞者エレーナ・クレートヴァ&国際ジャズフェスティヴァル入賞グループ『アレグリヤ』
【5/24(土)18:30】『スレルツォ・クウィンテット』(ヴラヂヴォストーク)公演。編成:アルトドームラ、バララーイカ、フルート、ヴァイオリン、ピアノ。クシックの現代風編曲、ポピュラーなメロディ、映画音楽、民謡の編曲
【5/25(日)18:30】極東交響楽団。指揮:ロマーン・ベールィシェフ(モスクヴァ)、ピアノ独奏:ヴラヂーミル・ブードニコフ。F.ショパン・ピアノ協奏曲第2番、N.ミャスコーフスキイ・交響曲第12番
【5/30(金)18:30】第69回コンサートシーズンの閉幕。ハバーロフスク地方フィルハーモニーのソリストや楽団のコンサート。
【5/31(土)18:30】『こんにちは、ハバーロフスク』。コンサートアンサムブル『ダーリニイ・ヴォストーク(極東)』。当市の開基150周年に寄せたプログラム。
(※チケットの有無などの問合せの電話番号は、31-63-68(コンサートホールのチケット売場)、32-89-51です。チケット販売所:フィルハーモニーコンサートホール、映画館『ギガーント』、極東学術図書館、ショッピングセンター『クリスタル』(工場『スプラーフ』)、ショッピングセンター『アトル』(ボリシャーヤ通り)。)
◎ハバーロフスク地方フィルハーモニーのサイトです。http://www.filarmonia.khvs.ru
☆おすすめサイト☆
◎ハバーロフスクとアムール河の流氷で結ばれる北海道紋別の北海道立オホーツク流氷科学センター所長“流氷遊び人”こと青田昌秋さんが綴るユーモアと詩情そしてロシヤへの愛情にあふれた心温まるページです。凍てついたアムール河口 などのすてきな写真も掲載されています。
『 Okhotsk流氷つれづれ草
』 http://giza-ryuhyo.com/directorsdiary/diary.html
◎『六花』のバックナムバーが読めます。 http://hisgan.fc2web.com
☆ラヂオの夏季周波数☆
◎「NHKワールド・ラジオ日本」放送時間・新周波数表(2008年3月30日〜2008年10月26日)
<東南アジア向け>
日本時間 kHz
日本語
11.00-12.00 11780
11.00-14.00 17810
17.00-19.00 11740
19.00-02.00 11815
02.00-04.00 7225
06.00-07.00 11665
07.00-09.00 13680
< <アジア大陸向け>
日本時間 kHz
日 日本語
11.00-14.00 15195
16.00-17.00 15195
極東ロシア 6145
極東ロシア 6165
17.00-02.00 9750
02.00-04.00 6035
05.00-07.00 6085
05.00-09.00 11910
露語
12.30-13.00 15300
14.30-15.00 11715
11760
17.00-17.30 6145
6165
22.30-23.00 6190
04.00-04.20
5955
◎ロシヤ国営ラヂオ「ロシヤの声」日本語放送・新周波数表(2008年3月30日〜2008年10月25日)
日本時間 21.00-22.00 中波 630 720 短波 7175 7265(kHz)
日本時間 22.00-23.00 中波 630 720 短波 7175 7265 9640(kHz)
(受信環境によってラヂオによる聴取が困難な場合がございます。)
*HPアドレス http://www.ruvr.ru (日本語直通 http://www.ruvr.ru/index.php?lng=jap )
*リスナーズクラブ『日露友の会・ペーチカ』http://www.geocities.jp/pechika041029/
(上記のサイトでインターネット放送(リアルオーディオ&オンデマンド)をお聴きいただけます。)
*ハバーロフスク支局では番組『シベリヤ銀河ステーション』のコーナーに友情出演してくださる方を募集しております。スタヂオ見学もどうぞお気軽に。(21-41-07か32-45-46 / 岡田)
【編集後記】読者の方々より、前号に掲載させていただきました田中隆さんの「チュコト探訪記」にたいする温かな反響が寄せられて「続きをぜひ」というご要望をいただいております。編集子も同じ気持ちです。今号には、田中さんの小説を掲載させていただきました。なお、次号の原稿の締切りは、2008年6月末日です。趣味のお話し、イヴェント&暮らしの情報、離任着任メッセージ、詩歌やエッセイ、旅の思い出など、みなさま、お気軽に編集担当(岡田和也)までお寄せください(職場32-45-46自宅пFax21-41-07/メールokada@mail.redcom.ru)。首を長くしてお待ちしております。