横浜・淡路ロマンスポルノ'08 〜10イヤーズ ギフト〜 横浜公演
2008/09/06・07 @横浜スタジアム


さあ、ついに来ましたロマポル!!
私にとって、人生初のライブの始まりです。
というわけで、気合いを入れてレポなんかも書いてみました。
お暇な方は見てってくださいね。

※ご注意※
 このレポは全てMioの大して優れているわけでもない記憶力によって構成されています。
 セットリスト・MCなど、微妙に違っている場合があるかもしれません。
 とくにMCは一字一句間違えずに覚えているわけではないので、だいぶ適当です。広島弁とかわからないし。
 「こんなことを言っていたんだな」くらいの気持ちでお読みください。
 また、ライブ直後の7日深夜から8日にかけてまとめておりますので、だいぶ主観的内容であることをご理解ください。

ライブ当日、6日は予報が嘘のように晴れましたが、対照的に7日はぴったり的中してゲリラ豪雨。
しかし、この豪雨が7日のライブを伝説に変えるのです!
というわけで、7日を中心として6日の記憶も呼び起こしつつ、レポを進めて参りたいと思います。



6日の連れ→高校時代の部活の友達(1人)
7日の連れ→高校時代の友達(2人)

ロマポル開催決定後、周りにポル友さんの見当たらないMioさんは大変悩んでおりました(笑)
ライブには行きたい、しかし孤独参戦は不安すぎる!!
というわけで、ちょっとでもポルノに興味がありそうな子に片っ端から声を掛ける……
6日の連れには「ちょっと悩ませて!!」と言われ、実際に2週間ほど待ったのですが、7日の連れは声を掛けた瞬間に即決でしたね(笑)
おーい君たち、チケ代7,000円よ。わかってる?
でもまあ、無事に連れを確保できたので、心おきなくFC先行にエントリー。で、両日当選。
ふふふ、これで念願の初ライブだぜ!!

ちなみに席は両日とも3塁側(ベースの根岸さん側)のスタンド席でございました。
ステージ正面を90度とするなら、6日は65〜70度くらいの、かなり後ろ(上)の方。
7日は85度くらいでかなり正面に近く、6日よりもちょっと前(下)の方の席でした。
6日の方が会場全体が見えたかな。機材でスクリーンの左4分の1くらいが見えなかったけど。
7日はステージがすごくよく見えて、個人的にはかなり良席だったと思います。


6日はグッズを買うために11:30関内駅集合。しかし、二人とも時間はきっちり守るタイプのため、11:20には集合完了(笑)
早く来ちゃったなら並ぼうか、というわけで、11:25ごろ列の最後尾につきました。
販売開始が早まって11:45になったんですが、結局販売ブースに入れたのは12:45くらいだったな。
私はワークバッグ・パンフ・納涼セット・ペットボトルケースを、連れはバッグとストラップをゲットして、いざゆかん中華街へ。
刀削麺と小龍包が美味しかったvv
1時くらいはあんまり中華街も混雑してなかったのに、1時半くらいになるとグッズ組第1陣の買い物も終わったようで、一気に混みました。
あちらこちらにポルTやらギターTやらSFTやらつなぎやらワークバッグやらうちわやらが溢れてましたよ。
黒と黄色のタオルは、やっぱり目立つよね。

7日はまず連れAと11:45に待ち合わせをして、まだ空いている中華街でお昼をいただきました。
連れAは前日の私と同じメニュー。
私は冷麺を頼んだんですが、辛い物が苦手なので食べきれませんでした……無念。
で、13:00に連れBと合流。
タオルが欲しいという連れBのために、駄目もとでグッズの列に並んでみました。
結果。14:00にはTシャツ全般とつなぎとタオルが全て売り切れてたよ☆
仕方ないので、連れAは納涼セットを、連れBはリストバンドを購入。

両日とも16:00近くまで中華街で遊び、それから悠々と会場入り。
なんか、ロマポル06で見た横浜スタジアムより小さく見えるよ?(笑)
センタースクリーンでは、工事現場の作業員のようなキャラクター・ポルノ工務店現場主任ツチキコウジ(土木工事)さんによる「テンション工事」(カメラを使った客席いじり)が行われ、開演を待つ間も退屈しませんでしたよ。
以下、テンション工事の例↓
「そこの方! 手を振ってください。腕がちぎれるくらい!」→(客が腕を振る)→「交通整理員の資質がありますね」
「エアギターをしてください」→(客がエアギター)→「わが社の課長シンドウが参考にしたいと申しております」
「(女性に)悩殺ポーズをしてください」「わが社の平社員オカノがチラ見しております」
晴一さん課長なのに、昭仁さんはヒラっすか!!(笑)
それから、こんなのもありましたよ。
(若い男の子2人が談笑中。スクリーンに移っていることに気付かない2人)
「完全に会話中ですね……」
ここから、ツチキコウジさんによるアテレコ。
「なあ、もし女だったら、ポルノの2人のどっちと付き合う?」
「俺はアキヒトかな」
「俺は絶対ハルイチ!」
「アキヒトの方が包容力あるって」
「ハルイチの方が美味しいお店いっぱい知ってそうじゃん」
「アキヒトの方がキュートだろ!」
「ハルイチの方がコケティッシュだよ!」

で、胸倉の掴み合いになる2人。しかし、
「やめようぜ、だって俺達、ポルノの2人が大好きだもんな!!」
「以上、劇団ポルノでしたー」

なんだ、仕込みネタでしたか(笑) びっくりした。

そんなことをしているうちに、準備も整ったようで、ツチキコウジさんは退散。
いよいよ、ライブの幕開けです!

(開始時刻 6日→17:20ごろ 7日→ほぼ定刻通りで17:05ごろ)




スクリーンに「Are you ready?」の文字が浮かび上がり、一斉に立ち上がる客席。
スクリーンには、「アポロ」から順に、今までポルノがリリースしてきたCD/DVDのジャケットが流れていきます。
そして「ギフト」まで来た後……
ステージ右手と左手から、それぞれスモークと共に、ついにポルノのお二人が登場!
衣装は、昭仁さんが鮮やかな赤の上下で、ジャケットの下は白のTシャツ。
晴一さんは上が黒のジャケットと白のTシャツ、下は1日目が青、2日目はつなぎのようなカーキ(緑?)色でした。
6日にはMCでこの衣装についての話があって、
 晴「さっき気づいたんじゃけど、こうやって上を脱ぐと(上は2人ともTシャツで、下の色が違うだけだから)俺らお揃いみたいじゃんね?」
 昭「実は、リハーサルの時から気づいてた(笑)」
それで、晴一さんが「赤と青って、ガチャピンとムックみたい」という話をし始め、あれは青じゃなくて緑だったとか、ムックとガチャピンの色がごちゃごちゃになったりとか、まあいろいろあった末に、
 晴「お前、赤レンジャーでリーダーとか思ってるかもしれんけど、その法則(ガチャピンとムック)でいくと俺がリーダー格だから!」
てなわけで、昭仁さん=ムック、晴一さん=ガチャピンで落ち着いたみたいです(笑)
ただ、実際に7日の晴一さんのズボンは緑系だったわけなのですが、雨のせいでMCはほぼカットされてしまったため、ガチャピンを狙ったのかどうか真相は闇の中です(笑)

さて、まず一発目の曲ですよ。何が来るんだろう、とドキドキしていたら……
む、アレンジのせいで最初はよくわからんぞ。いや待て、このギターとベースは、もしかして……
まさかの「ライオン」!!
うわぁ、うわぁ、すっごく意外!!
イントロの時点で「嘘ぉ!?」と「きたー!!」が頭の中で混在して、大変なことになってました(苦笑)
昭仁さんはよく「以前と歌い方が変わった」って言われてますが、私が聴く限りはロマエゴのCDと変わらないように思いました。
……私に微妙な音の区別が付くのかと言われれば、口を閉ざさざるを得ないんですけどね(笑)

そんな不思議な高揚感の中で迎えた2曲目、「痛い立ち位置」。
野外で絶対聴きたかった曲のひとつだったので、聴けてものすごく嬉しかったです。
「隠す バレる……」のところが、めっちゃ格好良かった。

そして3曲目。ん? え?? このイントロは……
――「ヒトリノ夜」だ!!!
「嘘ぉ!?」と「きたー!!」の混在、ぱーと2(笑)
だって、滅多にライブではやらないって聞いていたんですもの。絶対に聴けないんだろうと思ってたんですもの!
興奮しすぎて昭仁さんがどんな風に歌ってたかとか、晴一さんがどんな風にギターを弾いてたかとか、さっぱり覚えてないです(苦笑)
2日も聴いたのになー。

4曲目は「ポストマン」。
スクリーンに可愛いポストマンのアニメーションが流れてました。
しかも、歌詞に合わせてスフィンクスやら天安門やら出てくるの!
仮タイトルが「スタジアム」だっただけあって、やっぱり野外が似合う曲でした。
しかし7日は、この演奏中に雨がぽつぽつと……アウトロあたりで本降りになり始め、あわてる客席。

ポストマンの後、最初のMC。
「わしらがー、ポルノグラフィティじゃ!!」
今日はお祭り騒ぎをしよう、皆で馬鹿になって、びしょびしょの濡れ鼠になって帰ろう、と昭仁さん。7日なんか、冗談じゃなく本気で濡れ鼠になりましたがね(笑)
晴一さんからも一言どうぞ、というわけで、
 晴「お祭りっていうのは収穫を祝うもんなんで、今日収穫できるのは皆の笑顔なんじゃないかと。
   俺も今日は浮かれてます。浮かれ気分でロックンロール!(笑)
   浮かれ気分でー?」
 客「ロックンロール!!」
 昭「……はい、まさかのコール&レスポンスですね(笑)」
これはどうも最近の晴一さんのお気に入りのようで、7日はこのコール&レスポンスを2回も行いました。
客席の反応に、ちらっと勝ち誇ったような笑みも見せてくれたりして(笑)
でも7日はポストマン終了のあたりから客席がレインコートを着たり荷物に袋を被せたりで忙しく、
 昭「みんなカッパの準備できた? ……誰も俺の言うことなんて聞いとらんじゃろ?」
いえ、聞いてます。聞いてますが……とりあえず荷物を保護しないと水没しちゃうの!!(笑)
昭仁さん曰く、横浜スタジアムが熱くなりすぎたので、天気職人がちょっと冷まそうと雨を降らしにきたんだろうとのことでしたが、冷ますにはちょーっと雨量が多かったんじゃないかな天気職人さん(笑)
ともかく、「この雨を思い出に変えよう」「今日という日を伝説にしよう」というわけで、
 晴「俺もギターが全部駄目になるまでは弾き続けるんで!!」
 昭「高いギターも?」
しかし、これは冗談では済まなかったのです……(涙)

ここからポルノの9年の歴史を振り返りましょう、ということで、各ツアーの最後の曲を順にやっていく形式に。
(6日はMCで説明がありましたが、7日はカットされちゃってたな……)
曲ごとに、そのツアーのロゴがスクリーンに現れてました。
というわけで、まずは5曲目「ベアーズ」from 「ポルノグラフィティがやってきた」。
6日、「♪右翼手が平凡なフライを落っことした」と歌いながら、なぜかレフトに行ってしまった昭仁さん。
歌いながら「あ、こっちレフトだった」。
直後、歌詞間違いをして「♪歌詞を〜間違えた〜よ」と歌う昭仁さん。
でも、初聴きだった私の友達は気づいてなかったみたいです(笑)
7日はちゃんとライト側に行ってましたが、この曲のときには既に相当な雨量になっていたので、駆けずり回る昭仁さんが滑ってしまわないかハラハラしてました。
でも、この曲を野球場で聴けて良かったです。

6曲目は「グラヴィティ」from「OPEN MUSIC CABINET」。
イントロを聞いた瞬間、私は歓声を上げました。m-CABIの中でも、特に好きな曲なんですもの!
6日は実際に空に月も出ていて、とっても綺麗でした。ただ、三日月ライトは2回も消さないでね(笑)
「いつからか〜違いはなくて」のフレーズが特に好きで、ただただ酔いしれてました。
最後のフレーズを歌い終わると、パーカッションが「ドンドンチャ♪ ドンドンチャ♪」と重みのあるリズムを刻み始め、
「♪We love me, and so we love you.」の大合唱。
そう、7曲目は「SWITCH」より「We Love Us」!
「We love me, and so we love you.」のところは昭仁さんは歌わないので、客席が合唱してたんですが、やっぱり知らない人もいて、
「A happy morning〜」や「A lucky evening〜」のところも全部「We love me〜」で歌ってる人がそれなりにいた模様です(笑)
でもまあ、そんなのは些細な問題だよね。

8曲目は「愛が呼ぶほうへ」from「74ers」。
このツアーロゴが出る時、一瞬Tamaさんが映ったような気がしたのですが、気のせいかな?
1番はボーカルとアコギだけで聴かせ、間奏から他の楽器も入ってきました。
7日は「降り続く雨」のところで昭仁さんが一瞬にやっと笑った気が。ちょうど、雨が強くなったのがこの曲でしたからね。
いくら望むまま水をくれるって言ったって、ステージ上が洪水になるくらい降らなくてもねぇ……(苦笑)

9曲目は「BITTER SWEET MUSIC BIZ」より「幸せについて本気だして考えてみた」。
皆して天に拳を突き上げるわけですが、7日の豪雨で腕を突き上げるとね、レインコートの袖から雨が入ってくるのよね(笑)
おかげでリストバンドびしょ濡れ。でも、それすらも楽しかったんだから、7日のテンションは絶対おかしいことになってたんだなぁと今になって思います。

ここで歴史を遡るのを一度止めて、MC。
7日、「奇跡が起こった!」と昭仁さん。
愛が呼ぶほうへを歌っているときに、雨で左目のコンタクトレンズがずれて、スタッフに新しいのを持ってくるように合図したそうですが、その間にまた雨が目に入って、ずれたはずのコンタクトが元に戻ったらしいです。
しかしここで晴一さんが「それよりお前の前髪の方が奇跡だ」とばっさり。
確かに、髪が雨に濡れてぺちゃっとなってました。濡れる前は、これ以上ないくらいの男前だったのにねぇ(笑)
昭仁さんは、一応ヘアメイクしてもらったんだけどね、猫っ毛だからね……と零しつつ、
 昭「横分けとかになると思いますが、嫌いにならないでください」
そんなことで嫌いになったりしませんよ!!(笑) ご心配なく!

ここでスタジアムに掲げられてる広告看板のことを話し出した昭仁さん。
何でも、ひとつ気になる看板があるらしく、カメラさんに指示してスクリーンに映し出してもらいます。
と、そこに映った看板には、「糸でんわ」の文字が。
「この看板は一体何だ。糸電話で稼げる会社ってどんなだ」とみんなが気にしてライブに集中できなくなるといけないので(笑)、
昭仁さんが調べてきてくれたらしいです。
なんでも、携帯電話ショップだそうで。へぇ……携帯ってもろ電波なのに、あえての糸電話なんだ……(笑)
これ、6日から気になってたから、調べてくれてて嬉しかったです。
で、そこから「こうやって見ると、(広告看板に)『横浜』って書いてあるのが多いわけで……横浜にちなんだ曲を」
というわけで、10曲目の「横浜リリー」に突入。
実際に横浜の地で聴くリリーは格別でしたvv

お次の11曲目は、センターの円形ステージにメンバー・サポメンが集結、炎に囲まれたエキゾチックな雰囲気の中で始まった「アゲハ蝶」。
もうもう、アレンジが素敵過ぎでした。
6日など、NAOTOさんのバイオリンの音が切なく響いてて、クラップしないで聞き惚れてました……vv
7日は雨が酷いので大丈夫かな? と思いましたが、無事に燃えてくれてました。スタッフさんは大変だったろうな……
NAOTOさんのヴァイオリンも、相当大変そうでした。
でも、客席による「ラララ……」の合唱、6日よりずっと声が出てる気がしましたよ。
雨が加わったことで、演出も更に幻想的に見えたし。

そして、昭仁さんだけ中央に残っての「カルマの坂」。
「次の曲は約7年前にできた曲で、人間の業とか欲とかを歌っている、すごく壮大なもので。
当時はまだ20代で未熟で、表現しきれない部分もあったと思うので、30代の今また歌ってみようと思います」
そんなようなことを昭仁さんが言われたので、「カルマ……!!」とものすごく期待したのですが、それを裏切らない演奏でした。
もちろんCDで聴いてもすごい曲なんですが、「30代の昭仁さん」の歌うカルマの坂は、本当に神懸かってるとしか言いようがなかったです。
もとから好きでしたけど、ますます好きになりました。あー、素敵。
7日も曲紹介自体は6日と同じでしたが、曲に入る前、
 昭「小さい頃は……雷が苦手じゃったなぁ……」
 客「(笑)」
 昭「雷鳴ると、いっつも押し入れの中に隠れてた」
 客「(驚)!」
 昭「でも今はこうやって雷の中、会場のど真ん中で歌えることを幸せに思います」
と、雨の日ならではのお話も聞けたのでした(笑)

そして、13曲目「ヴォイス」from「Cupid(is paited blind)」。
6日は2番サビの歌詞がそっくり1番サビと同じになってしまうハプニングがありましたが、7日も1番サビでアクシデント発生!
「♪きーっと……」の後にぷつんという音が聞こえて、急に昭仁さんの声が聞こえなくなった!!
……なんと、雨でマイクがイカレてしまったようなのです。
でも、昭仁さんの声が途切れるや否や、客席からサビの大合唱!!結局、「僕はここにいるんだ」から「〜感じる」まで皆で歌うことに。
その間にマイクが交換され、2番からは無事に昭仁さんの声が聴けるようになりました。
青い照明と雨の組み合わせもすごく綺麗だったし、曲自体も力強くて透き通ってて最高!!
しかも、曲の後に昭仁さんが「ありがとう! みんなの声はちゃんと届きました」みたいなことを言われて、本気で泣きそうになった……
たぶん、やろうと思えば「どこかで待つ人よ」あたりから入れたと思うんですよ。でも、サビの最後まで皆に歌わせてくれて。
みんなの「声」がちゃんとステージに「届い」て、しかもその曲が「ヴォイス」だなんて。
まるで何かの演出みたいだ……!!
すっごく感動しました。あああ、好きだ……

それで、「ヴォイス」後のMC。
7日、たぶんここでだったと思いますが、お二人とも客席の状況をかなり心配していて下さったみたいで、
 晴「みんな大丈夫かー!?」
 客「大丈夫ー!!」
 晴「本当に大丈夫かー!?」
 客「(大丈夫ー! だかイエー! だかもはや不明の歓声)!!!」
 晴「スタンドも大丈夫かー!?」
 客「(上に同じ)!!!」
 晴「こいつら、本当に大丈夫そうだな(笑)」
うん、私たちは大丈夫ですよ。ステージ上の皆さんの方が大変でしょうに!!
そういう気遣いがすごく嬉しかったです。
「さあ、これから後半戦!」という昭仁さんに、「えーっ!!」と不満を表明する客席(笑)
「『後半戦』よ? 前と後に分けたら『後半戦』ってだけで、まだまだ終わらんから!!」と昭仁さんに叱咤(?)され、再び客席が盛り上がったところで、「ジャパンツアー」からの14曲目「Report21」。
この曲は初聴きだったんですが、家を出る前に歌詞を見てきただけなのに、曲がすんなり入ってきました。
メロディがわりと覚えやすいし、ノリもいいし、良曲ですよね。惚れてしまった(笑)
CDもらったから聴きこむぞー。
しかし、「衝撃のemergencyを迎え撃つのは 僕らしかいなさそう」って。
7日の状況とぴったりマッチしすぎ。うん、あんな天候の中でライブをやり切れたのは、あなた方だからこそだったと思いますよ。

そして、ジングルが聞こえた瞬間に歓声の上がった15曲目、「ミュージック・アワー」from「D4-33-4」。
雨だろうがなんだろうが、全力で「変な踊り」を踊り狂う客席。私の席から眺めるスタジアムは、まさに一心同体な感じでした。
雨の中、3万人があんなに綺麗に揃うんだ……!
昭仁さんに「飛び跳ねて温まれ!!」と煽られて、さらにテンション↑↑な客席。私も飛び跳ねましたが、すごかったです。
震度2くらいいったんじゃない?(笑)
「Tour 08452〜Welcome to my heart〜」からの16曲目、「Heart Beat」もすごい盛り上がりでしたよ。

その興奮冷めやらぬ中、「まだまだ行くぞ!」「もっと馬鹿になれ!」と煽りに煽られての「リンク」→「メリッサ」。
これで盛り上がらないわけがない!!
特にメリッサは、私の中では特別枠に入っちゃってるくらい大好きな曲。それを、生で聴ける日がくるなんて!
6日に聴いた時は、もうこれで死んでも悔いはないとさえ思いました(笑)
しかし7日、その「メリッサ」でアクシデント発生。ギターソロ、うまくギターが鳴らないのです。
雨のせいで指もギターも滑ってしまった模様。
で、直後の大サビの歌詞が「救いのない〜」だったものだから、昭仁さんも思わずという感じで笑いながら歌ってました。
その昭仁さんを、悔しそうな、恨めしそうな顔で見る晴一さん(笑)
でも晴一さん、相当悔しかっただろうけどむしろ笑顔で、次の曲からはちゃんと弾けてて。当たり前だけど、凄いプロ意識、精神力だなぁと。

――後で聞いたところ、どうやら本当にあのドクロの黒テレキャスは壊れてしまったらしいです。
ギターはさっぱりわからないので何も言えませんが、直るのかなぁ……心配。


それから、「ジャパーン」な19曲目、「稲妻サンダー99」。
7日の雷雨の中では、皮肉としか思えない選曲ですが(笑)
昭仁さんに「意味は分かんなくても叫べ!!」みたいに煽られて、本当になーんにも考えずに叫べたのはすごく楽しかったです。
ちょっとタイミングが難しかったですけどね。
昭仁さんは真ん中の円形ステージまで出てきて、スタッフさんの持ってきたタオルをグランド席に向かってぶんぶん放り投げてました。
つなぎを着たスタッフさんがタオルのいっぱい入った籠を持ってて、昭仁さんがそれを放ってたんですよ。
でもそのスタッフさん、渡すのが遅いっていうので昭仁さんに絡まれはじめ、「もっと持ってこんかい!」みたいな感じでふざけた昭仁さんにヘッドロックをかけられてました(笑)
見てて相当面白かったです。
ただ、売り切れでタオルを買えなかった私の友人は、ライブ後に、
「アキヒトさん、バズーカでも用意して(私たちのいた)スタンド席までぶっ飛ばしてくれればよかったのに」。
……さすがにそれは無理だと思うよ(苦笑)

で、曲の最後、スクリーンを走っていたバイクがだんだんアップになって、正面を向いて……
あれっ、バイクのボディが青くて、ライダーはハットを被った女性で……
「きゃー!!」と客席から歓声が上がる中、ついにきました20曲目、「ハネウマライダー」!!
雨の中、短く持ったタオルをぶんぶん振り回したらちょっと濡れちゃいましたけど、そんなの無・問・題☆
跳んで跳ねて振り回して、もうすごい大騒ぎ。
銀テープはここで出たんですけど、それをグランド席の人が振り回している様が、すごくキラキラギラギラして綺麗に見えましたよ。

その後、スクリーンに「ここはSound Factory……」と文字が浮かび、音楽というギフトを届け続けてくれるSound Factory・ポルノグラフィティからの本編最後の曲、「ギフト」!!
スクリーンの字幕には断片的に歌詞も表示され、ひとつひとつの言葉に更にインパクトが生まれた感じ。
6日もうるうるきましたが、7日もすっごく良かったです。
晴れて楽器や機材の調子も良かったであろう6日の方が、「良い音」ではあったと思うんですよ。でも、7日の方も負けてなかった。ギターとか絶対に大変だったと思いますが、それでもとっても良い演奏でした。今思い出しても泣けてくるもの。
曲の最後、スクリーンにギフトBOXを持った青サンタが登場。その箱が開いて、出てきたのはギターを弾く晴一さんのアップ。
その晴一さんがマイクに向かって、
「これからも、俺達からのギフトを受け取ってくれ!!」
あなたがたが私たちに贈り続けてくれる限り、私たちは受け取り続けますとも!!

本編終了でメンバー・サポメンの皆さんが退場するやいなや、即座に始まった「ポルノ」コール。
私のいた区域(?)はなんだか微妙に周りとずれてたんですが(笑)でもでもそういうところすら面白かったです。本当に馬鹿みたいにポルノポルノ叫んでました。
そして、もう一度出てきてくれた時の客席の歓声のすごさと言ったら!!
7日、昭仁さんが「待ち時間、皆もう帰ってるかなと思ってたけど、いてくれて本当に嬉しい」って言ってましたが、そんなここまできて帰れるわけがないじゃないですか!!
こうなったらもう最後までとことん付き合わせてください!!

というわけで始まったアンコール1曲目は、いきなりの新曲「Love,too Death,too」!
まさか一発目でくるとは思ってなくてすごく驚いたわけですが、盛り上がりましたね。ライブ映えする曲だなぁと思いましたよ。
サビのところ、
「Love,too Death,too そこに(チャチャ)美しい(チャチャ)終わりがあるから♪」
とクラップが入るので、6日や7日の1番サビなどはみんなクラップしていたんですが、7日の2番サビからワイパーになってびっくり。
帰りに他の人が話しているのを聞いたところによると、サポメンさんがワイパーで煽ってたらしいです。
ちょっとクラップやりたかったけど、そんなことはまあいいや。
ともかく、このライブで私のラブデスに対するイメージは変わりました。
初聴きの時の感想は嘘じゃないですが、その感想よりも「好きだ!」って気持ちの方が上回った感じ。
リリースが楽しみです!!

ここでメンバー紹介。
nang-changにはお望み通り、3万人のブーイングをプレゼントをしてあげましたよ(笑)
ポルノの2人の紹介は、
☆6日
・晴一さんの紹介
 晴「いま、この年になって(DAIGOの)『ウィッシュ☆』とかやろうとしたけど、やめた」
 客「やってー!!」
 「えー」とか渋りながらも、はにかみながら「ウィッシュ☆」やってくれた晴一さん。可愛すぎ(笑)
 ちなみに、
 晴「ちょりーす! もあるよ」
 と、これも例のポーズ付きでやってくれました。

・昭仁さんの紹介
 晴「今日、一生懸命歌いました! ボーカルの名前は?」
 客「アキヒトー!」
 しかし、声が小さかったらしく、
 晴「あれ、皆あんまり知らんかな?(笑)(小声で)アキヒトね、アキヒト。
   ボーカルの名前はー?」
 客「アキヒトー!!」

☆7日
・晴一さんの紹介
 昭「今、チューニングで忙しいようです。1弦チューニング中……2弦チューニング中……」
 晴「誰か、雨に強いギターを売ってるところ知りませんか? 雨天仕様の」
 客「(爆笑)」
 晴「僕、メリッサのギターソロ弾けますんで。また今度聴きに来てください!!」
 そりゃもう、絶対に聴きに行きますとも!!

・昭仁さんの紹介
 調べてもらったら髪の毛の太さが人の半分くらいしかないという母親譲りの猫っ毛のせいで、ヘアメイクさんに土下座する勢いで
「お願いですから帽子を被るかタオルを巻くかしてください!」
 と言われたにもかかわらず、何もしないで再登場したボーカル、昭仁さんの紹介なわけですが。(←長いよ)
 晴「(まだチューニング中)いま忙しいから……ボーカル昭仁ね、昭仁」
 と、あくまで素っ気なく済まそうとする晴一さん。
 え、それで終わり?(笑) 昭仁さん、ちょっと拗ねたみたいでした。
 もちろん、それで終わりなんてことはなく、
 晴「歌ったのはー?」
 客「アキヒト!!」
 晴「歌ったのはー!?」
 客「アキヒト!!!」
 と、ちゃんとやりましたよ(笑)
 でも、晴一さんのギターが何本かイッてしまったらしく……大丈夫かな、直るのかなぁ……

そして、アンコール2曲目は、
「この曲がなかったら、10周年もありませんでした!」
ということで、デビュー曲、「アポロ」!!
特に7日の盛り上がりは凄かった。1番サビの後半と2番サビの後半を「歌え!!」って振ってくれたこともあって、それはもうすごい盛り上がりようでした。多分みんな、言われなくても昭仁さんと一緒に合唱してたんじゃないかな。あの大きなサウンドに掻き消されないで、スタンド席の私にもみんなの声が聞こえていたように思いました。
「ラヴ・Eメール・フロム ……ヨコハマ――!!」
のシャウトには鳥肌がたちました。本当に泣きそうだった。

アポロの勢いのままに突入したのが、アンコール3曲目「Please say yes,yes,yes」。
7日など、もうみんな雨なのに飛び跳ねて、「Keep your hands with mine!! Beautiful day!!(Clap!!)」の大合唱。
最後の力を使い果たす勢いなんじゃないか、ってくらいの感じ。
昭仁さんの「ありがとう!!」の声に、もうお別れなのかという少しの寂しさを感じつつ、アウトロの音が終わるまで精一杯騒ぎ倒しました。
ラストに盛大に上がった花火が、すごくきれいだった!!

サポメンさんたちが退場されて、お二人はセンターステージに移動。
そこで最後の挨拶をするのかな、と思いきや、あれ、ギターとマイクが出てきたよ!?
 昭「……もう一曲やろうかな、と思いまして」
 客「(歓声)!!!」
6日はここでMCがあったんですが、7日はまだまだ雨が降っていたため、
 晴「ギターの音が出るうちに始めてください」
それでも話をしている昭仁さんを、晴一さんがすごい恨めしそうな顔で急かすので、
 昭「えー、晴一が早く始めろと言ってるので、曲にいきたいと思います」
そりゃ、せっかく2人でやろうっていうのに、またギターがイカれちゃったら意味ないですもんね(笑)
そして始まった、2人での「ダイアリー08/06/09」。
昭仁さんは高音のファルセットがすごくきつそうで、声が裏返ったりしてましたが、それでも他のところはあれだけ力強い声が出るんですもの、やっぱりすごいなぁと思って聴いていました。
雨音もかき消すほどの声で歌いあげ、ギターが壊れても取り替えながらめげずに弾き続けるお二人の姿はまさにロックスター。
本当にほれぼれするくらい格好良かったです。
ダイアリーのラスト、「ラララララ ラララララ……」の大合唱でまたうるうるきました。
もう、この人たち、メンバーもサポメンさんもファンもみんなひっくるめて大好きだー!! と叫びたいです。

そしてそして、最後の生声。
しーんと静まった会場に、
 晴「お前ら、好きー!!」
 昭「また、逢いましょう!!」
スタンド席の後ろの方にいた私にも、お二人の声はしっかり届きましたよ!




そんな感じで、私の初ライブは幕を閉じました。
いやあ、両日とも、本当にすごかった!!
6日の公演では、「ライブのサウンド」というものを存分に見せつけられた気がします。
昭仁さんの声も、晴一さんのギターも、その他の音も全部CDで聴くよりずっと良かった。
あの勢いとスケール感は、やっぱり生だからこそですよね。
そして7日。雨のせいで皆がすごくハイになったライブでした。
ステージ上のメンバーも、客席も、「雨に負けずに盛り上げよう!」と気持ちがひとつになったライブだったと思います。
あんな豪雨と雷の中、いつ中止になってもおかしくないのに、楽器を危険に晒しながらも最後までやりきってくれて本当に嬉しかったです。
中止になって私たちが落胆する、なんてことが無いように頑張ってくれたんですよね。
本当に、彼らは私たちのことを大事に思ってくれているんだなぁと感じました。

やっぱり、それぞれの公演で印象に残ることって違っていて、例えば「ライオン」や「ギフト」はあの心地いい風の下、斜めからステージを眺めておおはしゃぎした記憶の方が強いし、反対に「カルマの坂」や「ヴォイス」はステージほぼ真正面から見た、雨の中で熱唱する昭仁さんの姿が印象深いです。
同じロマンスポルノ'08でもそれぞれの公演にそれぞれの良さがあって、2つの良さを知ることができたのは、とても幸せなことでした。
できることなら、淡路2daysも参戦したかった!!
でもそれはワガママでしかないので、そっと胸にしまって、淡路参戦組の方のレポを楽しみに待つとしましょう。

さて次は「Love,too Death,too」リリース、それからBEST ACEとJOKERが待ってますよ!
その後はFCUW3もあるしね。
さあ、ロマポルが終わったからって気を抜いてなんていられないぞ!!(笑)

私のライブレポはここまで。長々とお付き合いいただき、ありがとうございました。



【横浜・淡路ロマンスポルノ'08 横浜公演 セットリスト】
 M01. ライオン
 M02. 痛い立ち位置
 M03. ヒトリノ夜
 M04. ポストマン
 M05. ベアーズ (9th Live Circuit 「ポルノグラフィティがやってきた」)
 M06. グラヴィティ (8th Live Circuit 「OPEN MUSIC CABINET」)
 M07. We Love Us (7th Live Circuit 「SWITCH」)
 M08. 愛が呼ぶほうへ (6th Live Circuit 「74ers」)
 M09. 幸せについて本気だして考えてみた (5th Live Circuit 「BITTER SWEET MUSIC BIZ」)
 M10. 横浜リリー
 M11. アゲハ蝶
 M12. カルマの坂
 M13. ヴォイス (4th Live Circuit 「Cupid (is painted blind)」)
 M14. Report21 (3rd Live Circuit 「ジャパンツアー」)
 M15. ミュージック・アワー (2nd Live Circuit 「D4-33-4」)
 M16. Heart Beat (1st Live Circuit 「Tour 08542〜Welcome to my heart〜」)
 M17. リンク
 M18. メリッサ
 M19. 稲妻サンダー99
 M20. ハネウマライダー
 M21. ギフト
 En1. Love,too Death,too
 En2. アポロ
 En3. Please say yes,yes,yes
 En4. ダイアリー 08/06/09